受験と資格取得
介護福祉士の需要が高まる中、介護福祉士の資格を取ることが必要となっています。介護福祉士の資格を活かせる仕事も幅広くあり資格取得によっての手当ても変わってきています。
では介護福祉士の資格とはどういう風に取得していくのでしょうか。
介護福祉士の資格の取得方法を2通りに分けてみます。【介護福祉士の養成施設を卒業するルート】と【国家試験を受験するルート】です。
介護福祉士の養成施設を卒業するルートでの資格の取り方は、以下のように分かれています。
◎2年以上の養成施設(専門、短大、大学)を卒業した者
◎福祉系の大学で指定した科目を履修しその後1年間の養成施設を卒業した者
◎社会福祉士養成施設などを卒業しその後1年間の養成施設を卒業した者
◎保育士(保母)の養成施設を卒業しその後1年間の養成施設を卒業した者
国家試験を受験するルートは以下のように分かれ、その要件を満たした者が介護福祉士の試験を受験する資格を取ることが出来ます。介護福祉士になれるのは試験に合格してからです。
◎特別養護老人ホームなどの指定施設などで介護等の実務経験が3年以上ある者
◎高等学校の厚生省令で定める教育課程を履修して卒業した者
また、通常ですと介護福祉士の国家試験を受験するには3年以上の実務経験が必要な条件ですが、実務経験を積むのが難しい場合、だいたい2年間の通信講座を受講し終了することで、実務経験なしでも受験の資格を取れる方法もあるようです。
介護福祉士を通信制で受講するには高卒以上でテーマに沿った論文(作文)の提出、面接などで入学できるところもあります。
現在の介護福祉士の登録状況は467,505人です(2007.1)。
介護福祉士の国家試験を受ける際の願書申込は8月中旬から9月中旬で、筆記試験が1月下旬、実技試験は3月上旬にそれぞれ北海道、青森県、宮城県、東京都、石川県、愛媛県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県の会場で行われます。