介護福祉士の専門学校
介護福祉士の資格を取得するには、厚生労働大臣の指定する養成施設(専門学校・短期大学・大学)を履修し卒業するコースと、実務経験を経て国家試験を受験するコースの2つの方法があります。
介護福祉士の養成施設コースは、高等学校卒業した者で2年制以上の専門学校・短期大学・大学を卒業すると資格取得になります。
その他には福祉系大学(国公立・私立)、又は養成校など卒業後、介護福祉士養成の専門学校を1年履修し卒業すると取得できます。
昼間は別の仕事で働いている人も介護福祉士を目指し夜に通える夜間コース(3年)も専門学校では多く見られます。
介護福祉士の資質の向上と騒がれている最近では、テキストだけではなく介護実技の実習に力を入れている専門学校も多くあります。
社会福祉士及び介護福祉士法に規定する養成施設は、日本介護福祉士養成校協会という全国団体が中心となっています。この団体は、養成施設における教育内容の充実や、介護の研究開発など福祉の増進を目的にしています。
介護福祉士の養成施設における授業科目・目標内容は、介護福祉士養成施設等指導要領の取扱細則に基づいて指導するものとされています。
また介護福祉士の養成所や学校の教員は、社会福祉士介護福祉士学校職業能力開発校等養成施設指定規則に定める介護教員講習会等の過程を終了していなければなりません。
厚生労働省では介護福祉士のあり方や、介護サービスの資質の向上などの検討会が開かれています。
介護福祉士の賃金の低い点や、養成所に通う学生のコミュニケーション能力の向上など、養成課程全般におけるカリキュラムの見直しなどが話し合われました。
その他、検討会で介護福祉士の知識と技術のレベルアップを図り、2006年から介護職員基礎研修を導入し、介護福祉士の資格取得への道程と位置づけました。