養成施設や大学の学部・学科
学校や病院など給食の施設で、栄養士や調理師への栄養指導や、傷病者への療養のための栄養指導を行うなどの仕事をする管理栄養士は、栄養士より高度な技術と知識を必要とします。
管理栄養士になるためには、栄養士の免許を取得することが受験資格になります。
栄養士免許の取得者が管理栄養士国家試験を受験することができ、合格すると管理栄養士の国家資格を取得することが出来ます。
栄養士になるためには、栄養士法の管理栄養士学校指定規則に基づき、厚生労働大臣から指定認可され設置された、管理栄養士の養成校施設、または栄養士の養成校施設で、栄養士に必要な専門的な授業で知識を得て卒業することです。
管理栄養士の養成学校・施設は4年制の大学、専門学校があり、専門の学科を専攻し履修して卒業後に栄養士免許の取得になります。
栄養士の養成学校・施設は4年制の大学、2年制の短期大学、4年・3年・2年の各種専門学校があります。
養成学科を履修し、卒業後栄養士免許の取得になりますが、管理栄養士の国家試験を受験する場合は養成機関で実務経験を積まなければなりません。
なお管理栄養士を目指す養成施設では勉強する内容の多さや、実習の必要性から夜間学校・通信教育は認可されていません。
管理栄養士の養成施設として専門の学部や学科のある大学(国公立・私立)・専門学校を含めて東京都内では13校ほどあります。
近畿・関西(滋賀・三重・大阪・京都・奈良・兵庫)では28校の管理栄養士養成施設があります。
全国を見てみると、共学の大学でももちろん管理栄養士の専攻科はありますが、半数は女子大が占めているようです。
管理栄養士を目指す人は学生ばかりではありませんから、私立大学では入試の際に社会人の枠を設けるところもあります。