管理栄養士の国家試験問題
なお、第21回管理栄養士国家試験の詳細、情報については厚生労働省のホームページで確認することが出来ます。
管理栄養士国家試験の試験地になるのは北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県、沖縄県で実施されますが、試験会場においては受験票に記載されているので確認が必要です。
管理栄養士国家試験の出題基準(ガイドライン)は、試験委員が「妥当な範囲」と「適切なレベル」を項目ごとに分けた基準で内容は次のとおりです。
(1)社会・環境と健康(人間の行動特性と基本メカニズムなど・・)
(2)人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(疾患の病態、診断、治療等など・・)
(3)食べ物と健康(食品成分が健康に与える影響など・・)
(4)基礎栄養学(栄養素の代謝とその生理的意義など・・)
(5)応用栄養学(身体状況や栄養状態に応じた栄養管理など・・)
(6)栄養教育論(健康状態・食事環境などに関する教育など・・)
(7)臨床栄養学(栄養ケアプラン作成、実施、評価など総合的なマネジメントなど・・)
(8)公衆栄養学(栄養情報の管理、食事記録法など・・)
(9)給食経営管理論(栄養面、安全面、経済面全般のマネジメントなど・・)
管理栄養士試験の問題数は全部で200問、配点は1問1点のマークシート方式となっています。
管理栄養士法が改正されたことで試験問題の内容が大幅に変更しています。
管理栄養士国家試験の変更された内容は以下の通りです。
・公衆衛生学と健康管理概論が(1)の社会・環境と健康へ
・解剖生理学、病理学、生化学が(2)の人体の構造と機能及び疾病の成り立ちへ
・食品学、食品加工学、職衛生学が(3)の食べ物と健康へ
・栄養学に関しては(4)基礎栄養学と(5)の応用栄養学へ分かれました。
また、平成18年度(第20回管理栄養士国家試験)より試験科目の学科免除制度が廃止されました。