資格更新制度とは
ケアマネジャーの資格は、介護系の資格の中でもトップクラスの国家資格です。
介護保険制度の中心的な役割を担う重要な資格のため、介護保険制度や保健・医療・福祉の専門知識が必要とされます。
しかしながら、ケアプランの作成などは人によってレベルの差もあり、適切なプランやサービスが提供できていないケースもあります。
そのため専門家によって見直しが検討され、平成18年度からケアマネージャーの資格を5年ごとの更新制度にすることが決まりました。
この更新制度決定の背景には、ケアマネージャーの専門職としてのスキルの維持・向上や、ケアマネージャーの中立性・公平性を推進するという目的があります。
更新の際には、研修を受講することが義務づけられています。
更新をしない場合には資格は停止され、ケアマネージャーとしての実務ができなくなりますが、資格が停止してもその後研修を受講した段階で資格停止は解除されます。(資格の失効にはなりません)
ケアマネージャー更新制度は、現場で働くケアマネージャーにとっては負担のかかるものと思われがちです。
しかし、介護の現場でのスペシャリストとしての質の向上とより良い介護サービスの提供のためには必要不可欠な制度といえます。