ケアマネージャーの実務研修
ケアマネジャーになるための資格試験は『介護支援専門員(ケアマネジャー)実務研修受講試験』と言いますが、ケアマネージャーになるためにはまずこの試験に合格し、その後、各都道府県で実施される実務研修課程を受けなくてはなりません。(実務研修を受講できる者は試験に合格した者だけです。)
実務研修の時間は合計35時間以上で、原則としてケアマネージャー試験終了後1年以内に受けることになっています。
実務研修の受講料は約2万円程度ですが、都道府県によって違います。
実務研修の実施方法は、2分割法(前期講義・実習・後期講義)と3分割法(前期講義・実習・中期講義・実習・後期講義)があり、これも都道府県によって違います。
実務研修の主な内容は、要介護認定についてやケアプラン作成などです。
ケアマネージャーとしての基本姿勢やその役割・責任についてはもちろん、ケアプラン作成時の問題点や課題分析などを講義と実習で学んでいきます。
各都道府県とも、講義は大人数で一斉に行い、実習は少人数グループで行います。
ケアマネージャーの試験合格者には医療・介護・福祉の各分野で仕事をしている様々な人が居ますが、グループ学習では専門分野が異なる人を均等に配分するため、色々な人と知り合うチャンスがあります。
最終日にグループで意見交換をして、実務研修は修了となります。
この実務研修を修了し、修了証書の交付を受けることで、初めてケアマネージャーとしての資格を取得することができます。
実務研修を1日でも欠席すると修了資格が取れないので、実務研修を受ける時点で仕事を持っている人はスケジュール調整などで注意が必要です。