試験対策と合格率
ケアマネージャー試験のここ数年の平均合格率は、約30%前後です。
試験開始当初(1990年代後半)の合格率は40%を超えていましたが、2000年度の介護保険制度の導入により、居宅介護支援事業者はサービス利用者50人に対して1人ケアマネジャーを置くことが法的に定められました。
そのため試験の難易度も高くなり、合格率は年々下がっています。
ケアマネージャー試験の問題は全60問で五肢複式方式と五肢択一方式のマークシート方式で、論文や実技試験などはありません。
試験科目と問題数は、介護支援分野(25問)・保健医療サービス分野(基礎15問・総合5問)・福祉サービス分野(15問)からそれぞれ出題されます。
試験の合格基準を満たすには、基本的に各分野で80%以上の正解率が求められます。
ケアマネージャー試験を受験する人のほとんどは、今現在仕事をもっている人です。
そのため試験に合格するためには、勉強時間の確保がとても重要になってきます。
特定の国家資格を持つ方(医師や看護師)などは職種や持っている資格によって免除される科目があるので、受験科目は人によって異なるため対策も違ってきます。
ケアマネージャー試験に合格するための対策として、問題集や参考書で勉強したり、受験対策講座を受講する、模擬試験を受ける、など通信・通学・独学で様々な方法がありますが、どれをとっても、自分にあったやり方でいかに時間を上手く使うかが合格へとつながります。
また、過去の問題ばかりではなく、介護保険制度を正しく理解するなど、新しい問題に目を向けしっかり把握することも大切です。