管理栄養士の給料比較
栄養士・管理栄養士の人員は厚生労働省により設置基準を義務付けられています。
給食施設で義務付けられていることは、「1日に100食以上の食事を提供する場合」は栄養士を配置すること、「1日750食以上の食事を提供する場合」には管理栄養士を配置しなければなりません。
国公立の病院、学校、保健所などで働く管理栄養士は公務員になります。ですから公務員として働く場合は、管理栄養士の国家資格を取得後または取得見込みの者が、公務員試験を受けることができ、試験に合格したら就職という流れになります。
公務員の採用試験では管理栄養士の資格試験と違い面接や小論文も必要となります。公務員の管理栄養士の多くは地方法務員になりますが、募集や採用試験に関しては各都道府県の自治体が実施しています。
管理栄養士の給料はその勤務先によって異なると思いますが、公務員の場合、公務員の給料表に沿った給与になるので、例えば東京都での2005年の大卒の初任給の場合は約20万円、短大卒は約18万円となっています。
民間企業の管理栄養士の給料は、人事院の2005年の調査によると、32~36歳では平均の月収が約26万7000円となっています。
また勤務先によっては、栄養士や管理栄養士の資格取得者には資格手当てが付くところもあり、5000~2万円程プラスされることもあるようです。
管理栄養士は栄養士より上の資格になるので、栄養士より高度な知識と技術を必要とする仕事を任された時は、給料に反映されそこで差が出ているようです。
最近では管理栄養士の資格を取得していれば、自宅での電話による栄養指導などのカウンセリングをする仕事もあり募集の情報も多く見かけます。生活習慣病予防や減量、検査値の改善など目的に行動変容を目指す方々を管理栄養士の知識を持って支援していく仕事です。