介護福祉士のあり方検討会
高卒以上で2年制以上の養成施設で履修し、夜間部では3年生以上になりますが、卒業すると介護福祉士の資格を取得できます。
その他、保育士の資格取得者、福祉系大学卒業者、社会福祉士受験資格者には1年制の養成施設があり、卒業後に介護福祉士の資格を取得できます。
介護福祉士の養成施設では、実技を修得するための学校なので通信教育は認められていません。ですが、NHK学園が行っている介護福祉士の通信教育講座を終了すると、国家試験の受験資格が得ることができます。
介護の需要が高まる中、介護福祉士という労働の魅力を高め、優秀な人材確保のため雇用管理や労働条件の改善、資格の取得方法など見直しが必要とされてきました。
そこで「介護福祉士のあり方及びその養成プロセスの見直し等に関する検討会」が開かれることになりました。
検討会の報告書では、介護福祉士を介護職の基礎的な資格に移行する方向で、今後の資格取得の方法や教育内容、実習内容などの話し合いが行われたとのことです。
その他に検討会では介護福祉士の離職率の高さ、賃金の低さ、小規模事業所での福利厚生の困難さの3つの問題を見直し、改善をすることを強調しています。
「介護福祉士のあり方及びその養成プロセスの見直し等に関する検討会」での大きな改革は、介護福祉士資格の取得方法ではないでしょうか。
今まで養成施設で学ぶルートは、履修し卒業したら介護福祉士の資格を取得することができました。しかし、今後は卒業後に国家試験を受験して合格してからの取得になることが検討されているようです。
検討会は介護福祉士の更なる資質の向上を目指し、資格取得も一本化にする意向です。