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医療レーザー治療との出会い

Dr. Hiro:最初にお聞きしたいのは、先生が血管腫のレーザー治療に出会ったきっかけです。またその治療効果を見たときの第一印象を一言でお聞かせいただけますか?

Dr. Chika:まずきっかけですが、大学病院在籍時や関連病院にいた時には医療レーザー治療を行う機器自体がありませんでした。その当時、既にアザの治療は医療レーザー治療がメインになっていたにもかかわらず、最先端の治療に接することさえできなかったのです。当然、そのような治療の効果を実際に見る機会もなかった訳です。


しかし、結婚を機に職場を今の赤坂病院に変えてからというもの、状況は一変しました。赤坂病院は私が赴任する前から医療レーザー治療を積極的に行っていた病院だったんですね。そのような病院へ私が皮膚科医長として行ったものですから最初は大変でした。そう、突然、医療レーザー治療も自分がやるべき仕事となったのです。


実際に自分が医療レーザー治療を行わないといけない立場になって、最も興味があったのは「どのくらい効果があるのだろう?」という点でした。診療していくなかで、皮膚血管腫(赤あざ・赤ら顔)のみならず、青黒いアザや茶色いシミなども段々と肌色に近づいていくのを実際に診ることができて、その効果を確信することができました。また、色調が改善すると共に、患者さんの表情が明るくなっていくという姿もとても印象的でした。


このような経験をすることができたので、「ぜひ自分もこの技術を身に付けていきたい!」という意欲にもつながりここまでがんばって来られたのだと思います。

Dr. Hiro:私のクリニックでは基本的に青黒いアザと茶色いシミをメインに治療できるレーザー機器を扱っています。また最近になってようやくレーザー脱毛の機械を入れました。しかし赤坂病院はほぼすべての医療レーザー機器を網羅されているので、最初はかなりのご苦労があったのではないですか?

Dr. Chika:そうですね。行ったところがまず何でもありのところだったので大変でした。ただ最初は自分にないものを要求されているのがすごく不安だったのですけど、そういう所でもないとここまで経験を積ませていただくことができなかったと思います。


特に血管腫の医療レーザー機器は値段も高価なので一般の病院ではなかなか入れられないと思います。かなり大きな病院や大学病院クラスとかに限定されてしまう、という傾向があります。その点、当院のような規模の病院でこのような機会が導入されていたというのは、私にとっては幸いだったと思っています。

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